妻を驚かせようと家に駆けつけた兵士、そこで見た光景に凍りつく

ソウルの喧騒の中、辺境の軍事基地に駐屯する兵士キム・ジュノは、ついに待望の休暇を得る。 年ぶりに再会した妻イ・ミンジのもとへ帰るため、列車に乗り込む彼の胸は高鳴る。 再び彼女を抱き、かつての生活に戻ることを夢見る。 しかし、彼が待ち望んでいた再会が思いもよらない展開を見せるとは知る由もない。

列車が田園地帯を疾走するなか、ジュノはミンジが自分を見たときの驚きを想像して微笑む。 公園での長い散歩、夜更けの語らい、素朴な喜びなど、軍隊に入る前の二人の生活を思い出す。 長年の兵役を終え、彼はついに憧れの女性のもとに戻る。 駅を追うごとに、彼の興奮は高まっていく。

ジュノが電車を降りてアパートに向かうと、何かがおかしい。 ドアは開いており、外には見慣れない車が停まっている。 胃が締め付けられ、不安が忍び寄る。 ドアを開け、ミンジを呼ぶ。 しかし、中に入ると、思いがけない光景が目に飛び込んできた。