母熊は疲れ果てた子熊を溺れさせた状態に、しかし運良く漁師が近くにいました

自立

野生世界では、生存が全てです。子熊2匹にとってもそれは同じです。子熊たちは母熊を信じてついていき、極寒の湖に飛び込みます。母親と離れ離れになったら生きて行く事はできないので選択肢は無かったも同然です。残念ながら母親は湖を甘く見ていたのか、子熊たちは危険にさらされます。渡ろうとした湖が大きすぎたのです。これが後の心温まるクライマックスに繋がります。

不十分な力

こんな事になると思わず、母熊と子熊は水に飛び込み湖の向こう側を目指しました。すると子熊は母熊に追いつくことができなくなります。なんとか力を振り絞って泳ぐものの、母熊との距離は離れるばかりです。母が子を見失ったと気づいた時、母親は戻り、子熊は母熊の背中に乗って溺れないようにしました。しかし、この湖を渡るにはまだ力が弱すぎたのです。

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