とある11歳の少年が見つけたカバンがミステリーを解く手掛かりに?

エイプリル・ボルト 

ベンおじさんは学生時代の写真を見て、見覚えがあると思ったのです。写真は古くて色あせていたので、確信を持っていた訳ではありませんが、やがてブロディ君とベンおじさんは、新しい手がかりとして古い学校の卒業証書を見つけます。そこにはエイプリル・ボルトという名前があり、ベンおじさんとって見覚えのある名前だったのです 

エイプリル・ボルトさんは家族ぐるみの付き合いをしていたが、連絡が途絶えていた人物。結局、ベンおじさんとブロディ君は彼女の居場所を突き止めることができ、エイプリルさんに電話をして、「昔、バッグをなくしたことがあるんじゃないか」と聞いてみることにしたのです。こんな質問をするなんて少し馬鹿げていると思うかもしれませんが、彼女は一瞬でその話を理解しました。 

バッグにまつわるストーリー 

エイプリルさんは、25年前にカバンをボートに置き忘れたことがあると言います。家族とハートウェル湖によくボートで出かけていたところ、ある日、バッグを持ち帰るのを忘れてしまったのです。「釣りをしている男性が2人いて、戻ってきたときにはバッグが盗まれていると思いました」とエイプリルさんは語っています。もちろん、当時のバッグが何十年越しに再び見つかるとは思ってもいませんでした。 

息子の写真 

バッグの中身は、大した価値のあるものではありませんでした。それでも、エイプリルさんにとってはとても大切なものが入っていたのです。バッグをなくした当時は、携帯電話もデジタルカメラもありません。デジタルで写真を保存するような時代ではないのです。そのため、息子の幼少期の写真の多くは、バッグをなくしたときに失われてしまいました。「私にとって大きな意味があるものでした。息子は現在26歳ですが、バッグをなくしたときは生後15カ月、写真はプロのカメラマンが撮影したもので、バックアップはとっていませんでした。少し傷んでいますが、細部までよく見えることに驚いています」と、写真がバッグの中に残っていたことが、とても嬉しかったと語っています。 

昔の写真に加えて、お気に入りの口紅も残っており、懐かしい思い出がいろいろ蘇ってきました。しかし、やはり息子の古い写真ほど貴重なものはなかったと感じているようです。 

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出典: My Daily Magazine | 画像: Unsplash, video stills Youtube