愛犬が突然森に飛び込んだ!

心臓が激しく鼓動し、耳から流れる血の音以外、ほとんど何も聞こえなかった。ウェイドは震える息とともにマイロのリードを握り、犬を自分の後ろに引き寄せた。

しかし、ヘラジカは突進してくるどころか、手が届きそうな距離で立ち止まった。ヘラジカの目は、まるで意思の疎通を図るかのように、不思議なほど真剣な眼差しでウェイドを見つめていた。