愛犬が突然森に飛び込んだ!

ごく最近、誰かが監視、あるいは撮影していたようだ。ここで何が起こったにせよ、まだ未解決の緊張が空気中に漂っている。

ヘラジカが鼻を鳴らして彼の注意を引いた。ヘラジカはテントの周囲を嗅ぎまわり、地面を掻くと、ボロボロになった革表紙の日記帳を見つけた。ウェイドは慎重にそれを手に取り、松葉を拭き取った。表紙には様式化されたヘラジカの紋章が描かれていた。