母熊は疲れ果てた子熊を溺れさせた状態に、しかし運良く漁師が近くにいました

言葉にならないお願い

何があっても漁師は熊を助けたい、しかしパニックになった熊が何をするか分かりません。人間も熊も両者の信頼が不可欠でしたが、簡単な事ではありませんでした。結果的にランディングネットを使って1匹の熊をボートの上に乗せる事に成功しました。

2匹目の熊も何とかそれに続こうと力を振り絞りましたが、もう力が残っていません。兄のように登る事さえできませんでした。漁師たちは1匹救っただけではまだ安心できませんでした、2匹目も救わなければ

残された時間はない

ボートの端で1匹目の子熊が完全に疲弊して横たわっている間、漁師たちは2匹目を救うために最善を尽くしていました。しかしタイムリミットは刻々と迫っていました。結局2匹目の熊はネットの中に絡まり、抜け出せなくなってしまいました。また、もちろんこのネットは魚用で、大きな熊に使う物ではありません。なんとか漁師も力を振り絞ります。

落ち着く

時間が経つにつれて2匹目の熊がボートに自力で登るのは不可能であることが分かります。あと少しなのにも関わらずもう筋肉を動かす事すら難しかったのです。しかし何が起こるか分からない為、漁師側も熊を素手で触る事はできる限り避けるようにしていました。

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