Online 裏庭の塚が大きくなっていた。 このとき、その音はまぎれもなく空洞で、皮膚をチクチクさせるように地面に響いた。ウォルターは凍りつき、心臓が高鳴った。10年間そばで生きてきた謎が、その覚悟の有無にかかわらず、今まさに姿を現そうとしていることに気づいたのだ。 ウォルターは新しく露出した地表のそばにひざまずき、震える手で湿った土の塊を払いのけた。地殻の下に、鋭い角が現れた。錆びた縁が光を受け、赤みがかった鈍い光を放っていた。それは紛れもない金属で、確かに古いものだった。 ← 前 次 → Facebook 前の記事 次の記事