泥沼にはまった犬。救助者は犬の下に隠れているものを見て唖然とした。

二人は視線を交わした。犬の耳がぴくりと動き、頭を下げたままだった。オウエンは体を近づけ、最後の土の塊を脇に押しやった。犬の胸の下に、平らで茶色い何かの縁が見えた。「待って」と彼はささやいた。「ここに何かある」。

箱の側面はびしょびしょに濡れてゆがんでいたが、上面は奇妙なほど無傷で、犬の体重に守られていた。「クララはそっと言った。「ずっとこの上に横たわっていたのよ」。