Online 彼女は象を追って森に入ったが、それがこんなことになるとは思いもしなかった。 小さな空き地に辿り着くまで、アマラは立ち止まらなかった。子牛はアマラの気配を察知してアマラのそばへ急ぎ、小さな幹を伸ばしてアマラを安心させるように抱きしめた。 アマラはまだ足が震えていたので、慎重に子牛に近づいた。アマラが一歩近づくと、子牛の見守るような視線が和らいだ。アマラは肩越しに、母親象が木々の間から顔を出し、子象と一緒になるのを見た。母ゾウの安定した存在が、アマラにつかの間の安心感を与えた。 ← 前 次 → Facebook 前の記事 次の記事