母熊は疲れ果てた子熊を溺れさせた状態に、しかし運良く漁師が近くにいました

最後の試み

当時子熊がどんな気持ちだったのかは想像すらできません。大きな恐怖を感じていたのは間違いないでしょう。人間とは思考は違うかもしれませんが、子熊にも感情があります。命をかけて戦うものの時間が経つにつれて動きは鈍くなっていきました。生き残る為の気持ちも薄れてきていました。

助け

偶然にも漁師が水の中にいる子熊を発見しましたが、もちろん熊は人間のように助けを呼ぶことはできません。いずれにせよ漁師が発見し、船に引き上げようとしました。子熊はすぐに反応し、ボートに向かって泳いでいきました。もう水の中では助からないと思い、これが生き残る最後のチャンスだと思ったのです。

ページ 4/8